ブリュートナー

ねこぴあ
こんにちは、ねこぴあです!
突然ですが、こんな悩みを持っていませんか?
ピアノ購入を考えているけど、自分に合ったおすすめメーカーを知りたいなぁ。
安い買い物ではないので失敗したくないけど、選び方がわからないし、相談できる詳しい人がいないよ…。
けど、販売店にいきなり行くのは怖いし…。
まずは信頼できるプロの意見を聞いて、メーカーごとの特徴や違いを知りたい!
当サイト(ねこぴあ.net)では、
【後悔しないピアノ購入】と題して
メーカーごとに下記をシリーズ記事にしています。
  • そのピアノの特徴
  • どんな人におすすめなのか
  • 実際に弾いた感想

【後悔しないピアノ購入】メーカー別の特徴(ブリュートナー編)

ブリュートナーの音色の特徴

  • 太いのに重くなくて軽い
  • 音の密度が高い
  • いぶし銀

 

ピアノに性別をつけるなら、ブリュートナーは絶対に男性、しかもジェントルなオジさま。

先生
その点ブリュートナーってすげぇよな、最後まで音たっぷりだもん。

ねこぴあ
T○PPO?
ブリュートナーと言えば、アリコート。
アリコートとは、高音部に設けられ共鳴のためだけに張られた、ハンマーで叩かれない弦のこと。
このアリコートが共鳴することで倍音を増やし、ブリュートナー特有の音の余韻を作ります。

ねこぴあ
例えるなら、ヴェールのかかった白銀の輝きです
(アリコートの無い個体もあります。)

ブリュートナーとは

音色に触れるには、そのメーカーの歴史も大事な要素なので、音色に関係しそうな部分を抜粋して載せておきます。

概要:
ドイツが誇る世界的名器の中で、ベヒシュタインを西の横綱と例えるならば、
その双璧と言われ、正に東の横綱と呼ばれるに相応しい名器こそ、
ライプツィヒのブリュートナーに他なりません。

歴史:
1853年:ユリウス・フェルディナンド・ブリュートナーがドイツのライプツィヒに創業
1872年:ブリュートナーの代名詞である、有名なアリコート方式の特許を取得
1938年:飛行船(ヒンデンベルク号)に乗せるために、アルミ製のきわめて軽いグランドピアノが作られる
1943年:第二次世界大戦中、工場が空襲で焼かれ、楽器はもちろん材料となる木材もすべて焼き尽くされる
1948年:東ドイツ時代に国営化
1990年:東西ドイツ統一を期に経営権はブリュートナー家に返還、今に至る

先生
ブリュートナーの創業年1853年は、スタインウェイとベヒシュタインも創業している、ピアノにとっては非常に重要な年です

ねこぴあ
ビートルズの「Let it be.」で使われているのもブリュートナーなんだって

こんな人におすすめ

  • ドイツ音楽大好きな人

ザ・ドイツピアノとも言える太くコクのある音色なので、ドイツ音楽なら何でも合います。
もちろん、それ以外の国の作品でもOK。
例えば、ドビュッシーも自宅でブリュートナーを使っていました。

 

  • キラキラした音の楽器が苦手な人

いぶし銀のような音色なので派手さはなく、さりげなく光る高音は
今どきのピアノにはない魅力です。

 

  • 包容力のある太い音色のピアノが好きな人

とっても太い音なのに、包み込むような温かさがあります。

 

こんな人には物足りないかも

  • 派手な音色が好きな人

ねこぴあ
王子さまじゃないんです、オジさまなんです!!

 

  • アリコートの独特な音色が苦手な人

人によっては好き嫌いが分かれるかもしれません。
結構不思議な余韻が残ります。

 

ひと聴き惚れしたブリュートナー

では、私が実際に弾いたことのあるブリュートナーの中から1台、
弾いた感想をご紹介します。

Blüthner モデル10(166cm) 製造年1944~1946年頃
※アリコートなし

 

ブリュートナー

ブリュートナー

ブリュートナー

 

こうして私の「運命の1台を探す旅」は続くのでした…

ねこぴあ
これ以来、私の一番好きなメーカーはブリュートナーになりました
※このブリュートナーは、楽器店併設のレッスン室で隠居生活を送っているそうです。
※漫画冒頭で出てくるプレイエルは、こちらの記事のピアノ。

このピアノを弾いた実際の動画

先生
このピアノを実際に弾いている動画はこれだよ。
※この動画はエフェクトを一切かけていない、ピアノと会場の響きだけで作り出している生の音です。
も~~~ホント好きっ!このピアノ好きっ!理想の男!!

いかがでしたでしょうか。
これからも当サイト(ねこぴあ.net)では、銘器をご紹介していきます。
ぜひ、自分好みの音色を見つけて、ピアノライフを楽しんでください!
もし、ピアノ選びで困っている・プロに選定してもらいたいという場合は、
お気軽にこちらからメッセージを送ってくださいね。
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