ピアノの先生の選び方

ねこぴあ
こんにちは、ねこぴあです!

今回は「ピアノの先生の選び方」についてです。

 

「独学で練習しているけど、上達が感じられないな…、レッスンを受けた方がいいかな?」

そう感じる人は多いと思います。でも…

・いい先生を探すのって難しそうだし…体験レッスンに行くのもちょっと怖いな。
・いい先生って具体的にどんな先生なんだろう?
・どうしたらいい先生に出会えるんだろう?

と不安に思う人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は

・先生はそもそも必要なの?
・いい先生って具体的にどんな先生?判断基準は?
・どうすればいい先生に出会える?
・近くにいい先生がいない、どうすれば?

について解説していきます。

 

選び方がわかって、いい先生に出会えると、
より楽しくピアノを続けられるようになります!

 

私は3歳からピアノを始めて、これまでに(1回きりの体験レッスンも含めると)
10人以上の先生のレッスンを受けてきました。
その中には音大教授もいました。
でも、「いい先生」と思ったのは、高校時代の恩師と今の先生のたった二人。

 

しかも、一度ピアノをやめたきっかけが当時の先生との相性が悪かったことだったので、
先生選びの難しさと、不安になる気持ちはとてもよくわかります!

 

この記事では、
私が「いい先生」だと感じた二人の共通点を元に、
いい先生の選び方を解説していきます。

 

相性の悪い先生にあたると本当につらいので、
この記事があなたの役に立てばうれしいです。
「今の先生とは合わないかも…」と感じている人にも、解決策に繋がると思います。

 

【ピアノの先生の選び方】相性が合ういい先生って?

 

そもそも先生って必要なの?

これは目的によります。
「うまくなりたい」が目的の場合、独学で勉強していると必ずいつか壁にぶつかります。
その時にアドバイザーとして、先生が必要になるのです。

 

また、いい先生をみつけられれば、上達スピードが全然違ってきます。

 

先生ってどこで探せるの?

今はネット検索が充実しているので、選択肢はたくさんあると思います。
あとは紹介も昔から根強くありますね。

 

どうすればいい先生に出会えるの?

この方法はひとつしかありません。

 

とにかくたくさんの教室で体験レッスンを受けてみる。

 

ネットや紹介の口コミがどんなに良い評価でも、それはあくまでその人の意見なので、
自分に合うかどうかは別です。
最後は自分で判断しないといけません。

 

だから、自分に合ったいい先生の選び方を知らないと…

ということで。

 

いい先生ってどんな先生?具体的に教えて!

これは大きく分けて二つです。

・指導力がある
・「あなたと!」相性のいいのが「あなたにとってのいい先生」

では、この二つを詳しく解説していきます。

 

指導力の基準は?

まず前提として、
・演奏力と指導力は別
・権威と指導力も別
です。

 

演奏力と指導力は別

スポーツでも、優れたプレイヤーが名コーチになるとは限らないと
よく言われていますよね。
ピアノもこれと全く一緒です。

 

権威と指導力は別

これは、高校時代の同時期に私が師事していた
対照的な二人の先生を例に挙げます。

ピアノの先生の選び方

 

この二人、一見すると経験も豊富で権威もある音大教授の方が指導力が高いと思われがちですが、
実際はどうだったかと言うと…

 

先生の選び方
私が生まれて初めて出会った「いい先生」
ピアノの本当の楽しさと、音楽の本質を教えてくれました。
また、ピアノへの向き合い方が全く変わって、ピアノのことがもっと好きになりました。
めっっっっちゃくちゃ!スパルタだったけど(笑)レッスンは楽しかったし、
めきめき私の演奏が変わったのも、ささぴーのレッスンがあったおかげ。
まぎれもない恩師です。

 

 

一方、

先生の選び方
もう、ね…。
一言で表現すると「何も教えてくれない指導者」でした。
具体的には譜読みをして先生の前で弾いたらその曲のレッスンは終わり。何のアドバイスも指導もなし。
1年ちょっと師事していた間に、教えてもらったことは大げさでなくひとつもないです。
ささぴーと同時期だったためにその落差が激しすぎて、レッスンが苦痛でしかなく、
まぁ、なんやかんやあって(詳しく書くと暴言吐きそうなのでw)
ピアノそのものをやめてしまうまでに至ったわけです。

 

まぁ、これはかなり極端な例ですが、
経験や権威=指導力ではないというのは伝わるかと思います。

 

こんな風に、権威や経験だけでは判断基準になりません。
では、具体的にどうやって判断したらいいのでしょうか?

 

指導力の具体的な判断基準は?

私が今まで出会ったたった二人の「いい先生」は、
高校時代の恩師ささぴーと今の先生なわけですが、
この二人には共通点がふたつあります。

 

①こちらがやりたいことに耳を傾けて、それを再現するための方法を教えてくれる

具体的には「どう弾きたい?」と聞いてくれるところです。

 

ピアノを弾いていると、
「こんな風に弾けるようになりたい!」っていう憧れの演奏に出会って、
「この曲を弾いてみよう!」とチャレンジすることが多いと思います。

 

そんな時に自分の憧れの演奏とは全く違う弾き方を頭ごなしに教えられても、
モチベーションは下がってしまいます。

 

逆に、指導のおかげで憧れの演奏に近づけたら、
やる気はどんどん上がっていきますよね。

 

そのため、「どう弾きたい?」と質問したり、
質問せずとも、こちらの演奏を聴いて
「あぁ、多分こう弾きたいんだろうな」と即座に察することができ、
それを再現するための具体的な指導をできる先生は、指導力が高いと判断できます。

 

※音楽的に明らかな間違い、例えば「ベートーベンをショパンみたいに弾く」のような弾き方は
ちゃんと正しく導いてくれるのは前提の上で、ということを念のため、付け加えておきます。

 

②問題発見が早く、改善方法が的確

この能力は、ささぴー・今の先生とも本当に素晴らしいですね。

・どこがどう弾けなくて
・なぜ弾けないのか
・どうすれば弾けるようになるのか
・それを生徒に具体的かつ分かりやすく伝えられるか
・その改善方法はちゃんと生徒のレベルに合っているか
・その改善方法は、復習時に生徒一人でも再現性があるか

この辺りがとても的確です。

 

①②の指導力の高さがよくわかるエピソードは、
今の先生の初レッスンの話です。
ちょっと息抜きにそのエピソードを漫画にしてご紹介します。

ピアノの先生の選び方

ピアノ 先生の選び方

嘘みたいな話ですが、指導力っていうのはこれほど影響力があるのです。

 

ただし!
指導力がある先生でも、あなたと相性が合わないと意味がありません。
そこで

 

相性って?どう判断するの?

簡単な判断材料は二つあります。
①レッスンが楽しいか?
②その先生の演奏が好きか?

 

①レッスンが楽しいか?

何といっても「レッスンが楽しいかどうか」が一番大事です。

楽しい

練習のモチベーションが上がる

上達する

このサイクルを早く回すことができます。

 

もちろんレッスンを楽しくするには、生徒側も努力は必要です。
練習もしないでレッスンに行っても、楽しいわけがないですからね。
楽しくないのは指導者が原因なのか、自分が原因なのか
そこは分けて考える必要はあります。

 

ちなみに、ここで言う「楽しい」は「楽」とは違います。

・モチベーションが上がるだけの学びを得られる
・上達を感じられる
こんな風に感じるのであれば、楽しいと言えるでしょう。

 

②その先生の演奏が好きか?

これもかなり大事な要素です。

どんなに演奏が上手な先生でも、
その先生の演奏自体が「好き」じゃないと「こう弾けるようになりたい!」と思えないので、
相性がいいとは言えないですね。

 

今習っている先生と合わないと感じる…先生を変えるべき?

誰かにそう相談されたら、即刻変えるべき!お金と時間がもったいないと答えます。

合わない原因は、指導力・相性・生徒側の問題など色々とありますが、
いずれも続ける理由にはなりません。
合わないものはしょうがない。
「何だか先生に申し訳ない」と感じる必要は全くないのです。

ピアノの先生もプロです。
レッスンに来なくなったら、「合わなかったんだな」と
割り切っていますので。

 

というわけで、これらの「指導力」「相性」の判断基準を知った上で、
色々な教室のレッスンを受けてみるというのが、
いい先生に出会うための一番の近道です。

 

体験レッスンはどう受けたらいい?

これは、
・ピアノを習う目的
・希望を伝える
ことが大事だと思います。

 

目的であれば
「こんな風に弾きたい」「コンクールに出たい」「憧れの曲がある」などを
最初に伝えるのがいいでしょう。
希望については、レッスンの頻度みたいな事務的なことから、
「褒めて伸ばして!」みたいな希望もありです(笑)

 

自分の目的を明確に持って、それをはっきりと伝え、
先生がそれに答えてくれるかどうかを見ることで、
その先生が「自分に合ったいい先生か」がわかります。

 

近くにいい先生がいない…どうすればいい?

いい先生に出会うのは、ぶっちゃけとても難しいです。
身近で出会えるのはかなりラッキーで、
通える距離だけで探すと、いい先生に出会えないことも多いでしょう。

 

そんな場合には、オンラインレッスンという方法があります。

 

オンラインレッスンの詳細については、
次回の記事でまとめているので、ご興味あればご覧ください!

その記事でも書きましたが、
合わない先生に対面で習うくらいだったら、オンラインだろうと「いい先生」に習う方が、何百倍もいいです!

今回は以上です。
あなたが一生楽しくピアノを続けられるような
恩師に出会える手助けになれたら嬉しいです。

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