
![]()
今回のテーマは、ピアノ購入で失敗しがちな思い込みについてです。
あなたはこんな風に思っていないでしょうか?
あんな高いの買えないよ~
でも安い中古は品質悪そうだしなぁ。
でも、これって多くの場合、勘違いなんです。
プロピアニストでピアノマニアの彼(先生)に連れられて、
年間100台以上のピアノを見て回っているわけですが、
先生は私の何倍もピアノを触っているピアノマニア。
そんな先生なので、ピアノが欲しいという人からピアノの選定を依頼されることがあるわけです。
時々、購入希望者さんを見ていてこう思うことがあります。
![]()
もったいないなぁ…絶対あとで後悔しちゃうよ
なので、この記事では
・中古はダメという思い込み
・電子ピアノの方が安いという思い込み
・アップライトよりグランドがいいという思い込み
・ピアノの先生や販売員はプロだという思い込み
・一番怖い思い込み
・ピアノを選ぶということの本質
を解説します。
あなたにも当てはまることがあるかもしれません。
ぜひ、後悔しないピアノ購入のために、参考にしていただければと思います!
目次
【後悔しないピアノ購入】失敗しがちな人の思い込み7選
値段が高くて有名メーカー=いいピアノという思い込み
価格=品質ではない

「いいピアノ」という観点だと、価格は絶対ではないです!
もちろん「いいピアノ=高価」である場合が多いですが、
「値段の高いピアノ=高品質」
「安いピアノ=低品質」
と思い込むのはとても危険です。
中古市場だと、本当に「いいピアノ」がびっくりするほど安く出回っていたりして、
これまでに、良くも悪くも、価格と品質が見合わないピアノをたくさん見てきました。
ただ、
もしピアノを購入するモチベーションが、
「高価なピアノを持っているというステイタスが欲しいんだ」なのであれば
価格を判断材料にすることはアリだと思います。
仮に価格というステイタスのためだけなら、
同じ価格帯で「いいピアノ」の方が満足度は高いはずですし、
投資のためなら「売値が下がりにくいピアノを」と判断するのもアリですね。
有名メーカー=あなたにとってのいいピアノとは限らない

「有名メーカーが安心かな」と思われがちですが、
安心と感じるのは「みんなが持っているから」や
「有名だからきっといいピアノなんだろう」といった安心であって、
品質やあなたの満足度とは無関係です。
何のためにピアノを買うのでしょうか?
そこをとことん考え抜くのが、後悔しないピアノ選びの第一歩です^^
有名メーカーを購入することに、どんな「価値」を感じているのか、今一度考えてほしいです。
自信をもって「絶対にこのメーカーがいい!」と言える明確な理由が
あなたの中にあれば、後悔もしないでしょう。
なぜこれらの思い込みがあるのか
日本では「ブランドが強い」とか
みんなや偉い人がいいと言っているものが「いい」とされる文化が根強くあるため、
値段が高くて有名メーカーに人気が集まりがちです。
![]()
例えば…
日本では高値で取引されている某有名メーカーは、海外での評価がどんどん下がっていて、
「何で日本ではそんなに高いんだ!?」と驚かれていたりします。
これは、個人個人がいいと思えるものを評価する文化が根付いているからだと思います。
日本のこの文化は、和を重んじるという意味では、とても尊い文化だと思うのですが、
自分の人生の満足度を上げるためと考えると、時に障壁になります。
ピアノ選びという場で大事なのは、
「自分がいいと思うかどうか」「自分の目的に合っているか」です。
とはいえ…
「安いピアノとか、無名メーカーのピアノはなんか不安…」って思いますよね^^
そう思うのは当然です。
ほとんどの場合、ピアノを買うというのは一生に一度の大きな買い物ですから、
失敗したくないですもんね。
なので、当サイト(ねこぴあ.net)では、
値段も知名度も関係なく、自分が実際に触って
いいピアノだと思ったピアノを紹介しています!
ご興味あれば、ぜひお役立てください!
中古はダメという思い込み

この不安は、
・中古はすぐ壊れそう
・なんか変な癖がついてそう
辺りからくると思うのですが、
品質に関しては、
メーカーによっては、中古の方がいい材料を使っていて、
新品よりもかえって中古の方がいい音がするなんて場合も少なくありません。
また、
ピアノの寿命はとんでもなく長いです。
人間なんてあっという間にピアノの年齢を超えて、ポンコツになりますが(笑)
ピアノはちゃんとメンテナンスしてあげれば、人間よりずっと長生きします。
よっぽどいい加減な修理をされたピアノを掴まされない限り、
簡単に壊れるなんてことはありません。
前のオーナーの癖に関しては、ピアノのメンテ不足や故障によるものです。
腕のいい調律師さんと相談しながらしっかり調整していけば問題ないです。
もちろん中古の中には粗悪なものや扱いにくいものもあります。
知識がないと不安になるのは当然ですよね。
欠陥品を買ってしまわないためのピアノの選び方については、
また別記事で詳しく解説したいと思っています。
当サイトでも、100年以上経ってもまだまだ現役のピアノ達を紹介しています。
中古ピアノの良さを知る参考になれば嬉しいです。
電子ピアノの方が安いという思い込み

もちろん、平均値を出すと、圧倒的に電子ピアノの方が安いです。
![]()
でも、価格比較サイトで人気の電子ピアノの価格帯を見ていると、
5万円台~30万円台なんですよね。
とすると、
20万円前後から、輸入ピアノで良い品質のアップライトだって
見つけることも不可能ではありません。
あと、電子ピアノで100万円とかする高級電子ピアノがありますが、
私が買ったピアノ、グランドで約2メートル(ヤマハで言うとC5サイズ)ある、
非常に素晴らしい銘器ですけど、
それよりず~~~~っと安いです(笑)
電子ピアノの寿命を考えると、圧倒的に生ピアノの方がコスパはいいですね。
![]()
置ける環境があるなら、絶対に生ピアノをおすすめします。
電子ピアノはあくまで電子機器なので、
うまくなりたいというのが目的なら、生ピアノ一択ですね。
電子ピアノと生ピアノは、全く別物です。
アップライトよりグランドがいいという思い込み

よく、
「アップライトはトリルや連打を弾きづらいから、うまくなるならグランド」
っていうのを目にするのですが…
![]()
アップライトとグランドでは、アクションの構造が全く違うので、
グランドで弾くのと同じように弾いても同じ結果にならないのは当たり前で、
アップライトのアクションでもちゃんとトリルや連打が弾けるような弾き方で、
弾いてあげればいいだけなんです。
むしろ、アップライトでトリルや連打をちゃんと弾けるのであれば、
グランドではよりトリルや連打を入れやすいということなので、
かえってメリットだという面もあるわけです。
なので、トリルや連打が弾きづらいからという理由で、
誤解されているアップライトは可愛そうだなぁと、常日頃思っています…。
上手くなるのには関係ないですよ。
あとは音色やパワーについても同様です。
140cm級のアップライトだと、ヤマハのC3サイズと同等の響板の面積だそうで、
しかも、古いアップライトはとてもよい木で響板を作っていたりして、
下手なグランドよりもずっといい音色や、すごい鳴りを聴かせてくれたりします。
そんな素晴らしいアップライトに数多く出会ってきたので、
「アップライトしか置けないしなぁ」という場合でも、
ぜひ銘器との出会いを期待して、じっくりと探してほしいと思います!
家ではホールのピアノのようないいピアノは必要ないという思い込み

家のピアノこそ妥協してはいけません!
ピアノは特殊なケースを除いてホール備え付けのピアノで演奏します。
そうすると家で普段どんなピアノで練習しているかが大事になってきます。
家でポテンシャルの低いピアノで練習していると、
本番でポテンシャルの高いピアノを使ったときにその性能を使い切ることができません。
例えば、
F1カーを走らせるのに、乗用車で運転を練習しても
動かすことはできても満足に走らせることができないのと一緒で、
家でもF1カーに近いもので練習する必要があるのです。
いいピアノは弾き手を育てます。
![]()
小さくても良いピアノがあるように逆も当然あります。
ピアノの先生や販売員はプロだという思い込み

これは、個人的に非常に怖い思い込みだと思っています…。
よく
「ピアノが欲しいなら習っている先生に相談しよう」とか
「販売店に行って相談しよう」
というのを見かけますが…
ピアノの先生で、ピアノという楽器そのものに詳しい人はほとんどいません。
他の記事でも書いたのですが、
「仕事でPCを使うけど、PCそのものには詳しくない」っていう感覚と全く一緒です。
あと、これは今になってわかるんですが、
楽器店を回っていても、ピアノそのものに詳しい店員さんに出会うことは滅多にありません。
これはちょっとビックリしました。
こんな風にピアノそのものに興味を持って、色々と勉強する前だったら、
私もきっと店員さんの言うことを「プロの言葉」として聞いていたと思います。
彼らは「売るプロ」であって、「ピアノという楽器のプロ」とは違うんですよね。
「売るプロ」としてのスキルを信用することはもちろんOKなのですが、
彼らに「ピアノという楽器のプロ」としての知識やスキルを期待すること自体がズレちゃってるんです。
![]()
本当にラッキーだったなぁと心から思います…。
一番怖い思い込み

これはちょっと精神論になっちゃうんですが、
・自分には音の違いなんてわからない
こういう「呪い」に近い思い込みは、本当に怖いなって思います。
極端に言うと恋愛と一緒です(笑)
「自分なんかイケメンじゃないし」「自分には魅力がないし」と思い込んでいては
恋人なんてできっこないのと一緒で。
今から変わればOKで、少しずつ学んでいけばいいだけなんです。
私も最初は、音色の違いなんて全然わからなかったです。
![]()
あなたが今は音色の違いはわからなくても、何に使いたいのかの目的はあるはず。
そこから始めていけば大丈夫です。
買った後に
「これで本当に良かったのか?」と思い続けるのが一番不幸ですからね。
少なくとも、この記事を読んでいるあなたは、
あなただけの運命の1台に一歩近づいている証拠です。
ピアノを選ぶということの本質

つまり、
あなたが何のためにピアノを買うのか、深く深く優先度を先に考えてほしいんです。
これはピアノ購入の本質です。
大事なのは、「周りの評価」ではなく、「自分の価値観」
ステイタスが欲しいのか、とにかく安いのがいいのか、
趣味で音を楽しみたいのか、コンクールに出たいのか、
などなどいろいろあるでしょう。
目的がハッキリしていれば、目的に合ったピアノが向こうからやってきているような感覚で、
好みのピアノと出会えるようになります。
もし、どうしても自分で探すのは不安で困っているという方は、
こちらからメッセージをください^^
プロピアニストでピアノマニアの先生が、ピアノ選定をお手伝いしております。
![]()
いかがでしたか?
あなたに当てはまることはあったでしょうか?
思い込みをなくして、あなただけの運命の1台に出会えるといいなと思っています。
これからも当サイト(ねこぴあ.net)では
ピアノ購入で後悔する人や、かわいそうなピアノを減らすべく
情報発信をしていきます。
たくさんの「本当にいいピアノ」を紹介していきますので、
気になる方は下のプロフィールからSNSをフォローして頂けると、
記事の更新情報がわかります!